Vintage Guitar BASIC

連休中に、楽器屋に弦を買いに行ったら、Player別冊の「Vintage Guitar BASIC ヴィンテージ・ギター入門」という分厚いムック本が売っていたので購入しました。
なんでも、Player 50周年記念企画ということで・・・「入門用に作ったはずが・・・?(;~_~マニアも唸るヴィンテージ・ギター・ガイドになっちゃいました!」というコピーがついていました。

ちなみに、私は、ヴィンテージ・ギター・マニアの端くれだと思っているのですが・・・そんなに唸るほどの内容ではありませんでした。
特に、最近、出版業界が厳しいせいか・・・この手のムック本の内容は、古い記事の焼き直しみたいなものが多く、目新しさが無いのが残念です。

もっとも、入門用ということで、マニアックな深い内容はありませんけど・・・代表的なヴィンテージ・ギターの40種を取り上げているし・・・値段(3,200円+税)の割には、写真や内容が豊富なので、かなり見ごたえがあります。
おそらく、そんなにヴィンテージ・ギターに詳しくない人には、充分な内容だと思います。

この手の本では珍しく、エレキとアコギの両方を扱っているのも良いですね。
エレキ弾きがアコギに興味を持ったり、逆にアコギ弾きがエレキに興味を持ったりするきっかけになるかもしれませんね。

最近、若者のギター離れが進んでいると言われていますが・・・このような本で、ヴィンテージ・ギターに興味を持つ人が増えたら良いと思います。
しかし、ヴィンテージ・ギターの価格は高騰しているので、若者が気軽に手を出す事は難しくなっている状態なのが、ちょっと残念な感じもします。

最近は、お店で気軽に試奏もできないため・・・若い人の中には、ヴィンテージ・ギターを弾いたことが無い人も多く・・・本当にヴィンテージ・ギターって良いの?みたいな事を言う人もいます。
また、実物を知らなくても、ヴィンテージ・ギターのスペックに詳しく・・・リイシュー・モデルの再現できていない部分などに拘る人もいます。

この本の様に、ヴィンテージ・ギターの細かなスペックに焦点を当てた内容も良いのですが・・・音や弾き心地など、もっとヴィンテージ・ギターの良さを伝える方法は無いのか?なんて思ってしまいました。

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「Vintage Guitar BASIC ヴィンテージ・ギター入門」 プレイヤー・コーポレーション