孤独な老人

先日、母の入所している特別養護老人ホームの家族懇談会があった事を書きました。
家族の人から、何もせずにぼーっとしている入所者が多いので、もっと趣味等の楽しめる時間を作ってほしいという意見がありました。

施設の説明では、ある程度は趣味などのイベントを行っているが、職員の数も少ないので、どうしても生活の部分のケアに追われてしまうため、何もしないでいる人がいるようになってしまう・・・というものでした。
私の母なんかは介護度が高いため、趣味なんかよりも、生活の部分のケアで手を抜いて欲しくないのですが・・・介護度が低い入所者は、ある程度自分で出来るので、生きる上での楽しみが欲しくなるのでしょう。

そういえば、少し前に読んだ記事で、日本のおじさんは世界一孤独だという物がありました。
その中に、孤独は早死のリスクを50%高めるという研究結果が載っていて、心臓病や認知症などの疾患になる可能性が高くなるそうです。
なんでも、そのリスクは・・・一日にタバコ15本を吸うことに匹敵、 アルコール依存症であることに匹敵、 運動をしないことよりも大きく、 肥満の2倍大きい・・・とか。

こうなると、生活の部分のケアだけやっていては駄目で、入所者がみんなで楽しめるような事をするのは、健康維持の面で、充分意味があるように思います。

さらに、自分の将来を考えると・・・孤独な老人になりそうで、ちょっと怖いですね。
なんでも、女性は近所づきあいなどをすることが多いのですが・・・日本の退職後の男性は、人付き合いがほとんど無いそうです。
まあ、そんなに長生きしたいとは思わないのですけど・・・何がしかの趣味のグループにでも参加した方が良さそうですね。