都市型限界集落化

昨日のテレ朝の「ビートたけしのTVタックル」は、高齢化社会の問題を取り上げていました。
高齢ドライバーによる事故の問題、限界集落で消滅寸前の村落、首都圏ベッドタウンの高齢化などです。

交通事故が減少する中、高齢ドライバーの事故が増加しているという事で、認知症の検査や免許の返納が話題になっていますが・・・車がなければ生活できない地方も多いので、自動運転技術とかコンパクト・シティ等の推進に取り組むという事です。
ふと疑問に思ったのは、高齢ドライバーの数自体が増加しているので、はたして事故率として増えているのか?という事・・・確かに、高速道路を逆走したり、認知症が要因と思われる事故が報道されて、目立っていますけど・・・安易に認知症なんかと結び付けているような気がしました。

65歳以上が50%以上をしめる限界集落が増加していて、村落自体が無くなってしまう事も増えているようで、このような限界集落を再生する事の重要性を語っていましたが・・・何故か、前のテーマの結論と反対な感じ・・・・こういう場所では、当然、高齢者ドライバーがほとんど・・・もちろん、コンパクト・シティとか言って、強制移住させたら、集落の再生もできません。

そして、都会のベッドタウンの問題・・・高度成長時代に近郊に団地を作って、当時の若いファミリーのために住居を供給したのですが・・・現在、建物は老朽化し住人も高齢化が進んで・・・65歳以上が50%以上の限界集落化しているそうです。
近くの商店も無くなって、バス停も遠くになり、車を持っていないと買い物難民になってしまうとか・・・
そういえば、我が家の近くにも当時作られた団地がありますけど・・・確かに、住んでいるのは年寄りばかり・・・それも、エレベータがついていないので、低い階に集中して住んでいるなんていう話もあります。

ちなみに、我が家は戸建てですが、昔の郊外の分譲地なので、当時購入したのは同じ世代・・・つまり、現在は高齢者が住んでいる割合が多いので、介護施設が足りないなどの問題が発生しています。

そして、老朽化した建物を立て直す時に発生するのが「立ち退き漂流」・・・高齢者に部屋を貸す大家がいないとか・・・確かに、大家としたら、介護が必要になったりしたら困るし、万が一、部屋で亡くなったりでもしたら大変です。
一方では、空き家が問題となっているのに、一方で住む部屋が借りられない高齢者が増えているなんて・・・自治体とかがなんとか出来ないのでしょうか?