同一労働同一賃金

先日、受講した大学通信教育のスクーリングの結果が届きました。
一応、単位は取れたみたいですが・・・案の定、成績は、あまりよくありませんでした。

やはり、歳をとると、勉強の能率も下がってくるようで、頑張って覚えようとしても、昔の様に頭に入りませんね。
それに、注意力も低下するようで、ケアレス・ミスも多くなるし・・・その上、処理能力も低下するようで、テストの答えの文章を記述するスピードも落ちているみたいです。

そういえば、国会でさかんに議論されている「働き方改革関連法案」について・・・「同一労働同一賃金」とは非正規労働者の話ではなくて、年功序列をやめるという事だと指摘する記事を読みました。
確かに、歳をとれば仕事の能率も悪くなるので、高い賃金を貰うのは不公平な気もします。

私のような仕事をしていると、若い人と年配者が同じ仕事をしていると、通常では若い人の方が処理能力が高いと思われます。
ところが、何か問題が発生すると・・・年配者の方が、経験というかノウハウを持っているので、上手く対処できるのです。
これは、過去に似たような経験をした事があるからなので・・・この点を考慮すると、年功序列という事にも、一理あるような気がします。

しかし、最近は技術の進歩が速く、取り巻く環境も大きく変わっているため、昔の経験を活かせなくケースが増えているのです。
当然、新しい技術を覚えるのは若い人が早いので・・・年配者の出る幕は少なくなってしまいました。

ところで、東日本大震災の後で、システムを復旧させる時には、意外と年配者の力が必要だったという話を聞いたことがあります。
今の若い人は、既にあるシステムの更改や、完成したシステム上に新たな機能を追加したりという経験はあるのですが・・・システムを一から作り上げた経験がほとんどないので、これまで当たり前だと思っていて、何故、そういう作りになっているのか理解していなかった部分があるらしいのです。
・・・という事は、現在あるシステムが、基盤から一新されるまで・・・まだまだ、年配者の活躍する場はありそうですね。