何が起こるか判らないから?

昨日は、阪神淡路大震災のとき、私はスキーで楽しんでいたのに、義兄は出張で神戸に行っており、大変な経験をした事について書きました。
世の中、何があるか判りませんので、だらだらと過ごしていないで、人生をもっと有意義に過ごすようにしなければいけないと、改めて思いました。

昨日も書きましたが、その義兄は3年前に膵臓癌で亡くなりました。
膵臓癌は発見が難しく、見つかった時は既に手遅れという事も多く、また進行も早いのが特徴らしいのですが・・・義兄もそうでした。

姉の話によると、その日は病院で検査だったので、タクシーを呼んだのですが・・・一旦、一階まで降りた義兄が戻ってきて、「今日は辛いので行くのをやめた」と言ったそうです。
その後、部屋で寝ていたのですが・・・姉を呼んで「具合が悪いので、やはり病院へ行く」と言ったので・・・変だと思った姉は救急車を呼んだそうです。
で、救急車が到着して、姉が救急隊員を部屋へ案内したのですが・・・義兄の様子を見た救急隊員に「奥さん、もうお亡くなりになっています」と言われたそうです。

ちなみに、私が義兄の死を知ったのは、既に葬儀が終わった後でした。
その1か月位前に、義兄は、今度、東京の国立癌センターへ行くので、その時に寄ると言っていたので・・・あまりの急展開に驚いた記憶があります。

なんでも、姉は、直ぐに我が家に電話したのですが・・・電話に出たのが、認知症の母だったため・・・ちゃんとメモをするように母に言ったそうで、母もメモをとったと言ったそうなのですが・・・そんなメモはどこにもありませんでした。
姉は、葬儀が終わるまでバタバタしていたため、全て終わった後に、再度、電話してきて・・・それで、私は義兄の死を知ったのです・・・だから、葬儀の時には、何もしてあげる事はできませんでした。

さらに、当時、姉も乳癌を患っていたのですが・・・突然の出来事で、過労や気苦労が重なり・・・ただでさえ、抗がん剤で免疫力が弱っていたため、敗血症となり・・・四十九日の法要が終わった直後に、義兄を追う様に亡くなりました。

まさに、世の中、何が起こるか判らないので、だらだら過ごしていたら駄目ですね。
そういえば、昔の人が、現在の人より、大人びて、しっかりした考えを持っていたのは・・・今より、何が起こるか判らない時代だったからかもしれませんね。