阪神淡路大震災追悼の映像を見て

昨日は、最近、幼児的な大人が増えているのは、情報の洪水に対応するため、じっくり自分を見つめなおす時間がないから、というだけでなく・・・現代社会が、ストレスなど精神的に辛いから、無意識にゲームなど情報の世界に逃げ込んでいるのかもしれない、という事を書きました。

今日は、阪神淡路大震災から23年目だそうで・・・朝、テレビで追悼行事の様子を流していました。
そういえば、発生したのは朝だったので、食事の支度をしていた家庭も多く、火災が広がった原因になったのでした。

以前も書いた事がありますが・・・あの日、私は、会社の同僚とスキーに行っていて、朝起きて、宿のテレビを点けたら、震災の映像を流していたのです。
発表された犠牲者の数は少なくて・・・ヘリコプターから撮影した高速道路が横倒しになった映像を見て、震度の割に犠牲者が少なくて良かったと思った記憶があります。

その後、滑りに行って、お昼にゲレ食でニュースを視たら、犠牲者が凄く増えていて驚きました。
もちろん、朝は犠牲者の通報が少なかったという事もあるのでしょうが・・・その後に、火災が広がったという事も要因だと思います。

そんな感じで、惨事があったのに、私はスキーを楽しんでいたのですが・・・後で知ったら、義理の兄は、酷い目にあっていました。
当時、義兄は熊本の支社に勤めていたのに、当日は打ち合わせで本社のある神戸に出張していたそうです。
朝、揺れで目が覚めたのですが・・・電気が点かず真っ暗、ホテルの部屋のドアを開けても通路も真っ暗・・・とりあえず、着替えて荷物を持ち、手探りで階段を降りたのですが・・・フロントも人が居なかったため、そのまま外に出たら、まわりには崩れた建物が沢山あったとか。
交通機関も動いてなかったので、線路沿いに歩いて、半日ぐらいかけて電車が動いているところまでたどり着き、熊本の自宅まで帰ってきたそうです。

そんな義兄も、3年ほど前に膵臓癌で亡くなりました。
星野仙一さん同様に、膵臓癌特有で、発症が判ってから短期間で悪化してしまったのです。

やはり、人生、何があるか判りません・・・だらだらと幼児的に過ごすさず、もっと人間的に成長して、有意義に生きなければいけない、と改めて思いました。