将来なりたい職業

昨日は、若い世代による宴会のドタキャンが増えて、飲食店が困っているという事を書きました。
そもそも、若い人は宴会自体に参加する事が少なく、幹事の経験や知識が、ほとんど無い事が要因ではないでしょうか?

今の若い人は、生まれたときから世の中が不景気で、将来に希望が持てないため、無くても良い事にお金をかけないと言われています。
ギター離れ、自動車離れ、振袖等の着物離れ・・・そして、合コンなどと違い、あまり価値を見出せない宴会にも、参加しなくなっているのではないでしょうか?

ところで、昨日のニュースによると、小学生に将来なりたい職業を訊ねたら、男の子では「学者・博士」が15年ぶりに一位になったというものがありました。
なんでも、日本人がノーベル賞を連続受賞している事や、テレビドラマで天才学者が登場するのが要因になっているそうです。

ちなみに、第二位は「野球選手」で、こちらも8年ぶりに「サッカー選手」(第三位)を上回ったそうです。
こちらも、早稲田実業の清宮選手や日ハムの大谷選手等の話題があったためと言われています。

このアンケート結果を聞いて、私の子供の頃は、「末は学者か大臣か」と言われていたのを思いだしました。
当時は、もちろん、野球選手の人気が高かったし・・・なんとなく、昔に戻ったような気がします。

これは、景気が回復してきて、将来に希望が持てるようになってきた事の表れではないでしょうか?
ひょっとしたら、無くても良い事にお金をかけないという若い人の性質も、景気が良くなって、将来に希望が持てるようになれば変わるかもしれません。

ところで、「末は学者か大臣か」の大臣の方はどこに言ってしまったのでしょうか?
どうやら、将来なりたい職業のベストテンには、政治家は入っていないようです。

地方議会でも、立候補する人が減っているというし・・・今のままだと、二世以外の政治家がいなくなってしまうかもしれません。
将来の日本を考えるなら、政治家を目指す子供が、増えるようにならなければいけないですね。
そのためにも、子供に夢を与えるような、政治家の行動が重要だと思います。