ファイヤーバードのヘッドいろいろ

好きなギターの一つがギブソンのファイヤーバードです。
何が好きなのかというと、はっきり言ってしまえば、その形が好きなのです。

もちろん、少しフェンダー寄りのトレブリーなサウンドも嫌いではありません。
もっとも、好きなのは二つのポールピースがマグネットで出来ているミニ・ハムバッカーのタイプで、ボビンが横倒しになって間にマグネットが挟まっているタイプのミニ・ハムバッカーは音がトレブリー過ぎて好きではありません。

形状的にはリバース・モデルもノンリバース・モデルも好きなのですが・・・上記の理由により、1963~65年のリバース・モデルとノンリバースにモデル・チェンジしたばかりの時期のⅤとⅦが好きなのです。
しかし、この私の好きなタイプは、人気があるようで、取引価格が滅茶苦茶高いのが難点です。

ファイヤーバードの難点と言えば、バランスが悪く弾きづらい点もあります。
リバース・モデルはヘッドが重く、ノンリバース・モデルは一見バランスが良く思えるのですが・・・ネックが突き出て取り付けてあるため、低音弦が弾きづらいのです。

そういえば、ファイヤーバードのヘッドには何種類かあります。

イメージ 1
これは通常のリバースタイプのヘッドで、ファイヤーバードというと思い浮かべるのは、このタイプではないでしょうか?
ヘッドの突板の代わりに、中央が一段高くなっているのが特徴です。
重いバンジョータイプのペグが逆に並んでいるの、一番バランスが悪いかもしれません。
フェンダー・ギターのようにナット部で弦がストレートになるようにペグの位置が考慮されています。、

イメージ 2
こちらは、通常のノンリバース・モデルのヘッドで・・・ヘッドの段差は無くなり、フラットになっています。
フェンダーに似た形状でバランスは良いのですが・・ヘッドが大きいのでナット部で弦に角度が付いています。

イメージ 3
トラジション・モデルのノンリバース・ヘッドで・・・バンジョーペグが付いていてヘッドの段差はあります。
リバース・モデルのヘッドを逆さにしたため、ペグに弦を巻く方向が逆になり、ナット部で弦に角度が付いています。

イメージ 4
もう一つのトラジション・モデルのヘッドで・・・6連クルーソンペグが付いて段差はがないフラット・ヘッドです。
これも、ナット部で弦に角度が付いています。
段差を無くして、ペグが軽い事もあり、意外とバランスが良いです。