ギター好きの私の愛読書であるPlayerの最新号を読んでいたら、ギタリスト小倉博和さんのインタヴューが載っていました。
その内容はヴィンテージ・マーティンに関するもので、とても興味深かったです。
なんでも新譜のレコーディングに使ったのが1939年製の000-42ということで・・・凄く、羨ましいです。
で、ボディの材について「ローズウッド・ボディの古い奴はオールマイティと言うか、ソロからアンサンブルまで抜けが良く、倍音が豊かで凄く綺麗」と語っていました。
もちろん、古い000-42を弾いたことはありませんが・・・私も、ローズウッド・ボディの古い奴については、同じような印象を受けています。
もっとも、倍音が豊かというのは、40系シリーズによるものだと思います。
良くスタイル45のギターの音を鈴鳴りと表現しますが・・・40系シリーズは倍音が豊富で・・・1本で弾いていても、複数本で合奏しているような感じがします。
反面、バンドの演奏なんかでは、豊かな倍音が邪魔になるのでスタイル28なんかの方がマッチする場合もあります。
また、ボディサイズについては、Dサイズと比べて「000はエレクトリック・ギターに繋がるニュアンスを感じるんです」、さらに「エリック・クラプトンがなぜ000に拘ったのかが良く分かりますよシングルノートでソロを弾いた場合は、明らかに000の方が使いやすい」とも語っています。
これも、同意見ですね。
そういえば、エリック・クラプトンも、今はストラト・キャスターがメイン・ギターですね。
で、私の好きなのはJサイズなのです。
サウンド・バランスも良いし、深みのある音で音量も豊かです。
唯一の問題は、このサイズ自体が出来たのが新しいので、古いギターが無い事です。
あと、OMサイズも000サイズより、弦長があってパワー感があるので、結構、好きです。
もっとも、古いOMサイズはとても高価なので、とても手が出ません。
マーティン 000-21 1944年製
マーティン J40M CUSTOM 1990年製
ハカランダのサイド&バック
マーティン SOM-45 1977年製
再生産初年度のOM-45です