絵画館

昨日のテレ東の「美の巨人たち」は明治神宮を取り上げていました。
番組では、単に神宮の社だけでなく、付属する施設として、丹下健三が設計した代々木体育館や神宮外苑の絵画館も紹介されていました。

この番組を視ていて、そういえば、絵画館の前は何度も通っているのに、中に入った事はないのに気づきました。
絵画館という名前ですが・・・美術館とかではなくて、明治天皇の歴史を描いた壁画が飾られているらしいので・・・そんなに、興味がなかったのです。
絵画館の建物は、神宮外苑の銀杏並木の映像などでお馴染みですが・・・意外と、入った事のある人は少ないのではないでしょうか?

今日は、天気が悪かったので、信濃町駅から歩いて絵画館へ向かいました。
実は、銀杏並木のある青山通り方向から行くと途中にグランドがあるので、意外と遠回りになるのです。

建物の前には、バスが何台も停まっていたし・・・昨日、TVで放映されたばかりなので、混んでいるのかと思ったら、ギャラリーは数名しかいませんでした。

正面の階段を昇っていながら見上げると、建物の巨大さと重厚さが、実感できます。
入り口で、入場料ならぬ施設維持協力金500円を払って、中に入ります。
ちなみに、重要文化財の建物をみるだけでも、500円の価値はあると思います。
中の空間もかなり広く、展示室の端の方へ行くと、暖房が効いていなく、外の寒さが感じられました。

壁画は、明治天皇の誕生から崩御まで、年代順に80枚並んでいて、前半の40枚が日本画、後半の40枚が洋画になっています。
それぞれ、当時の有名な画家が描いているのですが・・・史実を描いているので、芸術性よりは、記録性を優先させている感じです。
描いた画家によっては、恐れ多いのか、明治天皇のお姿を描いていない作品もあるのですが・・・後半に行くにつれてお姿を描いている作品が増えていくような気がしました。

歴史の教科書に載っていた有名な作品も、いくつかありました。
初めて知ったのですが、伊勢神宮に初めて参拝した天皇明治天皇だったとか・・・てっきり、代々の天皇陛下が参拝しているものだと思っていたので・・・歴史の勉強にもなりました。

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パンフレットと入場券?
聖徳記念絵画館というのが正式名称なのですね。