マーチンのドレッドノート

先日、マーチンのアコギのフィニッシュについて書きました。
その時紹介したのが、小型のパーラー・サイズの物ばかりだったので、今日はドレッドノートを紹介します。

もっとも、所有しているドレッドノートのギターは全てナチュラル・フィニッシュだし・・・そんなに価値のあるモデルを所有している訳ではありません。
なので、一応、ドレッドノートも持っているぞ、という事を書きたいだけなのです。

やはり、マーチンといえば、イメージするのがドレッドノートのギターなのではないでしょうか?
アンプラグド・ブームの時に、クラプトンの使用で、000(トリプルオー)が脚光を浴びたので、ちょっと様子が変わったのですが・・・それまでは、有名ミュージシャンの使用は、ほぼドレッドノートだったですね。

特に、日本のフォーク・ミュージック・ブームの頃は、みんなが使っていたのは、国産のドレッドノート・コピー・モデルでした。
もっとも、その頃、本場アメリカの個人制作家なんかが作っていたのも、やはりドレッドノートをベースにしたものでした。

何故、ドレッドノートに人気があったのかというと、やはり、音がデカイというのが一番の理由ではないでしょうか?
昔は、PAなんか無かったし、ギター1本で弾き語りなんていうと、音が小さい物は使えなかったですから・・・

しかし、ドレッドノートは低音が強すぎるという事で・・・性能が良いPAなんかが登場すると、音のバランスが良いパーラー・サイズのギターなんかにも注目が集まるようになったので・・・昔ほど、ドレッドノートの人気は無いようです。
さらに、ドレッドノートよりもボディ・サイズが大きいく音もデカイくせに、サウンド・バランスも良いJサイズ等のギターも登場しました。

それでも、マーチンといえばイメージするのは、やはりドレッドノートだと思います。

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マーチン D-45 マンドリン・ブラザース 1980年製
初期のリイシューで、見た目的には再現度が今一つですが・・・音はオールドに近い雰囲気です。

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マーチン D-28 1968年製
未だハカランダ・サイド&バックの時期のものです

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マーチン D-18 1965年製
べっ甲柄のバインディング、ピックガードの時期のものです

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マーチン D-35S 1973年製
ローズウッドのサイド&バックですが、12フレットジョイントで音がふくよか

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マーチン D12-20 1969年製
マホガニーのサイド&バックで、12フレット・ジョイントの12弦モデル

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マーチン J40カスタム 1990年製
ドレッドノートではありませんが・・・サイド&バックがハカランダのジャンボ・サイズ
現代的なサウンドですが・・・もの凄く良い音です