320分待ち?

先日、東京都美術館で開催されている「若冲展」を見に行った事を書きました。
かなり混んでいて、チケットを買うのに30分並んで、それから入場までに90分並びました。

ゴールデン・ウィークだったので混んでいたのだと思っていたのですが・・・どうやら、違ったようです。
あの時は、会場も混んでいたため、ゆっくり見れなかったので、そのうち再び見にこようかと思っていたのですが・・・とんでも無い事になっているようです。

ニュースによると、16日に210分待ち、17日には雨の中260分待ち、そして18日には65歳以上が無料のシルバーデイだったこともあり、なんと320分待ちになったそうです。
入場無料とはいえ、65歳以上の方も、そんなに待つのでしょうか?
最終日が24日だという事もあり、この週末には記録更新の可能性もあるとか?
こうなると、ゴールデンウィークでも2時間待ちで済んだ事に感謝しなければいけませんね。

整理券の発行もなかったそうなので、炎天下の下で行列に並んだ人、本当にご苦労様でした。
5時間20分待って、さらに混雑した会場で作品を見るのに1時間ぐらい・・・一日仕事ですね。
確か、日傘の貸し出しがあったようですけど・・・水分補給、食事、トイレなんて、どうしたんだろう。

伊藤若冲については、テレビで何度か取り上げられて、若冲ブームとなっているようです。
確かに、精密な描写、独自の技法等、見るべき物は多いのですが・・・それだけ行列で待つだけの価値があるのでしょうか?
個人的には、近くの国立西洋美術館で開催されている「カラヴァッジョ展」の方が、芸術的には素晴らしかったです。
そういえば、国立西洋美術館の建物自体が、ル・コルビュジェの設計で、世界遺産の登録勧告にもなったし・・・
そんなに待つのだったら、こちらの方がお勧めです。

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ゴールデン・ウィークの時の行列

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若冲展のチラシ、作品リスト、チケット

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「カラヴァッジョ展」のチラシ、作品リスト、チケット
こちらは6月12日まで開催