ハード・ケースあれこれ

一昨日は、オールドのレスポールが入っていた事で有名な、ギブソンのブラウン・ケースを・・・昨日は、フェンダーのトーレックス・ケースを紹介しました。
古いケースに入れると、新しいギターでもヴィンテージっぽい音になるような気がします。

もっとも、フェンダーの1960年代初めのブラウン・トーレックスと1970年代のブラック・トーレックスでは、そんなに大きな違いが感じられないのに対して、その後のモールドケースやツィード・ケースの復刻版に入れた場合は音に違いが出るような気がします。
どうも、単に、ケースが古ければ良いという訳ではなくて、ケースの構造も影響があるようです。

考えて見れば、ケースに入れて保管するという事は、ギターに一番身近な環境という事になるので、その違いがサウンドに与える影響が大きいという事も納得がいきます。
ある意味、ヴィンテージ・ギターのサウンドは、ギター本体のみだけでなくオリジナル・ケースによっても作られた部分もあると言えるでしょう。

もちろん、昔は、ギターとケースを別売りしていた事が多いのですが・・・ギブソンフェンダー等の一流メーカーのギターの価格は、当時の一般人の収入に比べて高かった事もあり、一部のスチューデント・モデルを除けば、一生ものと考えてハードケースも同時に購入するパターンが多かったようです。

ケースが壊れた等の理由で、新しいケースに交換されたヴィンテージ・ギターも多いですが・・・微妙に音が変わってしまっているような気がします。
という訳で、以前はあまりケースがオリジナルかどうか?なんて気にしていなかったのですけど・・・最近は、オリジナルのケースが付いている方が良いと思っています。
もっとも、新しいケースでもギターと相性が良いという場合もあるので、ギター自体の音が良ければ、それが一番大事なのですけど。。。。

今日は、そのほかの目についたケースをあれこれ紹介します。

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戦前のギブソンL-5のケース
フェンダーなんかよりもずっと前にツィード・ケースを採用しています

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1961年製のギブソン・バードランドのケース
ブラウンケースではないですが、ギブソン・プレートが付いています

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お馴染みのマーチンのブルー・ケース
モールド・ケースの先駆け

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1980年頃のギブソン・フライングVのケース
独特な形です

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同じく1980年頃のギブソンエクスプローラのケース
かなりデカイです