昨日は、PAFピックアップを搭載した1962年製のギブソンES-175Dを紹介しました。
同じPAFピックアップ搭載したフルアコをもう1本持っています。
それは、1961年製のギブソンByrdlandというギターです。
いわゆるByrdland Nというブロンド・フィニッシュで、この時期特有のポインテッド・カッタウェイも凄くカッコよく思えて、楽器屋で見つけた時は、かなり高価だったにもかかわらず、思わず月賦で購入してしまいました。
後で調べてみたら、ポインテッド・カッタウェイになるのは1961年からで、PAFピックアップは1962年頃までになるので、ブロンド・フィニッシュ、ポインテッド・カッタウェイ、PAFピックアップの3拍子揃った物はかなり珍しく・・・無理して購入して良かったと思っています。
ちなみに、記録によれば、出荷台数は1961年に20本。1962年に17本となっています。
フルアコといっても、ご存知のようにボディ厚が薄いシン・ボディなのですが・・・ES-225TDやES-125TDなんかの1 3/4インチよりは厚く、ES-175等の3 3/8インチよりは薄い2 1/4インチという絶妙な厚さで、逆にボディ幅は、ES-175の16 1/4インチより広い17インチなので、音量的にはそんなに遜色はありません。
シン・ボディでは珍しく、削り出いスプルース・トップを採用した高級機種で、PAFピックアップ搭載もあり、サウンド的にも申し分ありません。
あと、ジャズ向けに複雑なコードが抑えやすいように、細いネックとショート・スケールが特徴なのですが・・・こちらは、意外と慣れないと弾きづらいです。
ギブソン Byrdland N 1961年製