先日は、ギブソンのバジェッド・ブランドのアーチトップ・ギターを紹介しました。
もちろん、バジェッド・ブランドのエレキギターも存在します。
このため、バジェッド・ブランドのエレキギターは極めてレアな存在となっています。
チャーリー・クリスチャンが活躍した当時の独特の雰囲気は味わう事ができますので、好きな人はいると思いますが・・・入手が困難な事を考慮した上に、この当時のエレキギターはアーチトップ・ギターにピックアップを付けただけ、という感じで完成度も低いので、あまりお勧めはできません。
そして、戦後のバジェッド・ブランドといえば、御存知の1958年から1970年までのエピフォンがあります。
お得なものと言えば、厳密にいえばバジェッド・ブランドとはちょっと違いますが、リゾネーター・ギターで有名なナショナルがあります。
ちなみに、このナショナル製のネックは角度調整ができるようになっているのですが・・・
フェンダーがマイクロ・チルトでネック角度の調整をできるようになるのは1972年なので、ちょっぴり驚きですね。
1950年代はゴールデン・フィフティーズと呼ばれて、ギブソンの黄金期にあたり、高価で取引されていますが・・・このギブソン製のボディを使ったナショナル・ギターなら、お手軽にその素晴らしさを味わう事ができます。
レコーディング・キング 1010 1938年製のバック
トラ杢のハード・メイプル材をプレスによりアーチをつけています。
ナショナル Belaire 1957年製
ギブソンのES175Dのボディを使っています。