昨日は、ハワイの老舗ウクレレメーカーのカマカについて書きました。
実は、カマカのウクレレには日本製もあります。
このハワイアン・コア製の物は、楽器屋で間違えられて、ハワイ製カマカの中古として売られていることがあります。
見分け方ですが・・・
ハワイ製は艶なしゴールド・ラベルなのに対して、日本製のほとんどは艶ありゴールドラベルです。
また、ハワイ製のネックは薄めのカマボコ型なのに対して、日本製はラウンド・グリップです。
なお、ハワイで売られた物には、ヘッド裏に日本で組み立てられた旨を記したシールが貼ってある事があります。
また、Kk○○とかk・○○といった型番(○は数字)のシールがヘッド裏に貼ってあることもあります。
作りはさすがに日本製だけあって、きっちり作ってあり、ハワイ製より良い出来です。
しかし、やはりサウンドは本家ハワイ製の方がまさっています。
もっとも、それは弾き比べなければ判らない程度なので、上記のように楽器店で間違われるのだと思います。
おそらくカマカの技術指導もあったのだと思いますが、当時の日本製では群を抜いた出来です。
カマカ・ジャパンのウクレレのなかで有名な物としては、ケイキ・モデルがあります。
これは、ハワイの子供(ハワイ語でケイキ)のために作られた物で、ヘッドのマークがカマカのkkマークに対して、k keikiマークになっています。
子供用なのですが、普通のウクレレにそん色ない出来です。
カマカ・ジャパン kk17 フィリピンマホガニー製
ヘッド裏の日本で組み立てられた事を示すシール
子供向けのケイキモデル
カマカ・ジャパン kk20 テナー・モデル