午前7時半ごろでしょうか、歩いていたら、床屋の前に黒塗りのセダンが停まっていて、運転手らしき人がドアのところに傘をさして立っていました。
何かな？と思ったら、床屋のドアが開いて出てきたのは、TVとかで見覚えのある大物の政治家でした。
運転手が傘を差し出して車まで案内し、車が走り出すまで、床屋のマスターは戸口で見送っていました。
権力を乱用して、こんな時間に店を開かせたのか？と、ちょっぴり憤慨したのですが・・・
スーツを着込んでいたので、これから党本部にでも行くのかもしれません、
国民のために働いていて（と明確に言えるかどうかは判りませんが）、
こんな時間にしか床屋へ行けないのかと思うと、少し大目にみてやっても良いのかな？と思いました。
そういえば、マスコミがスキャンダルを取り上げる事が多くなったせいか、以前の政治家に比べると、最近の政治家は小さくまとまっているような気がします。
やることをやってくれれば、些細なことはもっと大目に見ても良いのかもしれません。
もちろん、度を超したスキャンダルとかは困りますけど。
こんな状況が続くと、品行方正な優等生か、誤魔化しがうまい世渡り上手しか、政治家がいなくなってしまうのじゃないか？
そんなんでは、海外の剛腕な政治家には対応できなくなるかも・・・なんて、ちょっぴり危惧してしまいます。
なぜなら、倫理的には正しいのですが、一般市民は聖人君子ではなく生身の人間で、だから息抜きも必要という事を無視している、つまり生身の人間では守れないのが当たり前の法律だからです。
そして、禁酒法の結果、密造酒や闇酒場が増えて、ギャングの資金源となってしまいました。
品行方正な優等生の政治家ばかりになったら、倫理的には正しくても生身の人間には守れないような法律が増える気がします。
それよりも、政治家も私たちと同じ生身の人間だと思って、大目に見てあげる方が良いですね。
もちろん、品行方正な政治家も存在しても良いと思いますが、すべての政治家に品行方正を期待するのは、どうかと思います。
統一地方選が近いですが、はたして、どんな人が当選するのでしょうか？
