先日、初期のシンセサイザーを使ったロック音楽は、他の楽器の代わりとか自然の音のギミックが多かったという事を書きました。
それ以前のキーボードといえば、ハモンドやVOX等のオルガンが主流でした。
もちろん、ピアノもありましたが、あとはローズ・ピアノとかメロトロンなんかでした。
シンセサイザーが進化した現在と比べると、随分と表現能力が低かったですが、意外と素晴らしい演奏が多かったような気がします。
そういえば、先日、紹介したプロコル・ハルムの「青い影」もオルガンの名演奏ですね。
また、ジョン・ロードのようにハードロックでも活躍するキーボーディストが登場します。
(もっとも、初期のディープ・パープルはプログレッシブ・ロック風でした)
確かに、初期のシンセサイザーの使い方は、他の楽器の代わりとか自然の音のギミックが多いと思いますが・・・
それは、今から見るとそう思えるわけで、初期のシンセサイザーは今ほど使いやすい物ではなかったようで、そんな新しい楽器に取り組んで、それを短期間に使いこなして、新しい音楽を作り上げたパイオニア達の努力を考えると、凄いと思います。
あと、この当時のキーボーディストはクラッシック出身の人が多かったというのも、他の楽器の代わりに使った事の要因かもしれませんね。