奇妙な体験

前にも書いたとおり、物には魂が宿ると思っています。
で、なんとなく心に感じるものがあったので、購入したら良いものだったという経験が何度かあります。

だからといって、霊感が強い訳ではありません。
幽霊を見たこもはありません。

もちろん、生きてきて、奇妙な体験をしたことは、何回かあります。
例えば、中学生の頃、3日間、続けて金縛りにあったことがあります。
奇妙なのは、金縛りが解けて、時計を見たら、3日間とも同じ時刻だったこと・・・
ちょっと霊の存在を疑いました。
4日目は、電気を点けていたら、金縛りにあいませんでした。

で、これから書くのは父の体験した話なんですが・・・
駅から我が家に来る途中に、神社があります。
昔は、神社の前の道が直線で150mぐらいの一本道で、周りは畑でした。
(今は、家が沢山建っています)
夜、父が帰宅途中にそこを通りがかったとき、前に若い男の人が歩いていたそうです。
なんとなく煙草を吸いたくなったので、煙草に火を点けて顔をあげたら、前を歩いていた人が消えてしまったそうです。
もちろん、周りは畑なので隠れる場所もありません。
母が言うには、その日、父は真っ蒼な顔をして駆けって帰ってきたそうです。

その父は、私が高校生の頃に亡くなりました。
・・・で、私が大学生のある夜、そこを通った時です。
あまり気にしていませんでしたが、すぐ後ろを歩いている人がいる気配がしていました。
足音からすると、男の人のようでした。
そして、その人は煙草を点けたようで、ライターの音がして周りが少し明るくなりました。
その時、なんとなく気配を感じたので後ろを振り向いたら、誰もいません。
ちょっと、呆然としました。
あれは、父だったのでしょうか?そんな気がしました。

霊なのか、キツネに化かされたのか、タイムスリップなのか、奇妙な体験でした。
とりあえず、その神社を信じる気になりました。