富士見櫓

昨日は桜田門外の変について書きました。
井伊藩邸があった国会議事堂前の交差点から桜田門を眺めるのは、結構、風情があります。

皇居の周りを歩いていていると、結構色々な光景が見れます。
国会議事堂、東京タワー、東京駅、国立公文書館、そしてスカイツリー、もちろん二重橋とかの皇居の風景も。

皇居の建物で好きなのは富士見櫓です。
でも、木に囲まれていてあまり良く見えません。
和田倉噴水公園の辺りからは、見えるのですが・・・

富士見櫓は江戸城の本丸では現存する唯一の櫓です。
そして、江戸城の現存する櫓の中で唯一の三重櫓です。
地方の小さなお城の天守閣には負けないかも・・・
そういえば明暦の大火で江戸城天守閣が焼け落ちた後、天守閣の代わりになっていたと言います。

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明治初期の富士見櫓の写真

江戸城天守閣を再建する計画があるそうですが・・・
天主台の跡があるのは、観光客の少ない北の丸公園側のマイナーな場所です。

それよりも、富士見櫓を隠している木を伐採したら、観光客の多い皇居前広場からも見えて、良いと思うのですが、いかがでしょうか?
戦後、進駐軍独立記念日皇居前広場に勢ぞろいした写真を見ると、その頃は未だ富士見櫓を木が隠していなくて良い感じなのですが・・・

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「幕末日本の城」来本雅之編著 小沢健志、三浦正幸監修 山川出版社
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GHQの見たニッポン」編集井澤豊一郎 株式会社世界文化社