中高年の引きこもり

今日は寒の戻りという事で、雨が降って寒かったですね。
例によって、4時に起きた時は未だ暖かかったので、コートも着ずにいつもと同じに背広だけで出かけたのですが・・・手前の駅で降りて歩いていたら、風があったせいもあり、凍えそうになりました。

昨日は、新しい1万円札の肖像である渋沢栄一の旧宅があった飛鳥山について書きました。
飛鳥山は桜の名所でもあるので・・・先日、見に行ったばかりだったのです。
ところで、渋沢栄一といえば、日本経済のパイオニア・・・新札発行は、高齢者のタンス預金を払い出させるのが目的じゃないか?と思っています。

ところで、日曜日の日テレ「バンキシャ!」で、高齢化する引きこもりについて特集していたのを思い出しました。
なんでも、これまで引きこもりは54万人いると言われていたのですけど・・・これは、国の推計で、39歳以下を対象にしたものだったそうです。
そこで、40歳以上の引きこもりについて、内閣府が調べたところ、推計61万人もいるという事が判ったそうです。
ちなみに、8割以上が男性で・・・親の年金で食べている人も多いそうで・・・親の介護が必要になるようなケースもあるみたいです。

なんか、引きこもりは若者特有というイメージがあったのですが・・・そうではなかったのですね。
もちろん、これまでも、中高年の引きこもりの話は聞いた事があるのですけど、それは特殊なケースだと思っていましたが・・・若者よりも数が多いなんて驚きました。

問題は、これまで中高年の引きこもりについて、当事者たちも恥ずかしく思っていたせいか、ほとんどアピールする事も無く・・・存在が知られていなかったため、公的なケアがなされていなかったという事です。
今後、さらに親が高齢化し、介護が必要となったり、万が一亡くなったりしたら、生活を維持していく事が出来なくなってしまいます。

労働力不足などと言って、外国人労働者を受け入れようとする前に、なんとかして引きこもりの人の社会復帰をサポートする対策が重要なのではないでしょうか。
もちろん、社会復帰するようになれば、生産活動による経済効果以外に、生活保護などにかかる税金も節約する事ができるので・・・新札発行で、高齢者のタンス預金を狙う事なんかより、経済的にも重要な気がします。
ちなみに、渋沢栄一は、「道徳経済合一説」を唱えていたそうですが・・・今の日本政府は、経済を重視して道徳を忘れているのかもしれません。