水道の必要性

先日、水道管の老朽化について書きました。
なんでも、お役所仕事では、未だかかっていない費用をあらかじめ価格に乗せておくのが難しいため、今後、水道管の交換により、水道料金の高騰が避けられないようです。

昨日、テレ朝の「ビートたけしのTVタックル」を視ていたら、やはり水道管の老朽化やそれに伴う民営化の問題を織り上げていました。

なんでも、水道を巡る問題は、老朽化対策の遅れの他に、自治体の財政難やコスト削減の影響で、技術を持っている水道職員が40%も減少した事などの要因もあるそうです。

特に、過疎の地方の自治体ほど、財政難のくせに、広い地域に張り巡らす水道管網の維持管理をしなければならないため、赤字となってしまうそうです。
もちろん、水は命にかかわるので、安易にサービスを止めたり、品質を落としたりする訳にもいきません。
出演者の東国原英夫さんが、過疎地の人は、街中に集中して移住してもらわなければ、サービスが維持できないと言っていました。

夜になって、夕食を食べながら、同じテレ朝の「ポツンと一軒家」を視ながら・・・こういうところに住んでいる人は、どうなるのだろう?なんて、思ってしまいました。
おそらく、そんなところに住む人は、水道ではなく井戸・・・ひょっとしたら、電気も自家発電なのかもしれません。

そういえば、私が子供の頃は、家に井戸がありました・・・手押しのポンプもありましたが、モーターのポンプで水をくみ上げて屋内の蛇口から水が出るようになっていたような記憶があります。
そのことから、過疎地なんかでは、遠距離の水道を通すのでなく、昔の様に井戸を使ってもらっても良いような気がします。

ちなみに、番組では、日本の水の品質は世界一だと言っていました。
なんでも、飲料の販売では、天然水がコーヒーを抜いてトップに立っているそうで・・・水資源の枯渇や工業化で水質悪化が進む中国への輸出が急増しているそうです。
さらに、中国など外国による、日本の水源地の土地が買い占められているなんていう話もあります。

なんとなく、過疎地って、水資源に近い山間部などに多いような気がしますので・・・無理に一律のサービスといって、水道で水を送ろうとするのは意味が無いような気がします。