発達障害って

昨日は、エリック・クラプトンの映画「12小節の人生」について書きました。
貴重な記録映像が見れるというだけでなく、クラプトンの苦悩について深く描かれて、内容的にも濃い出来栄えとなっています。

先ほど、NHKで放送された「発達障害って何だろうスペシャル」という番組を視ていたら・・・ひょっとしたら、エリック・クラプトン発達障害だったのではないか?なんて考えてしまいました。
例えば、「特定の物への強いこだわり」とか「コミュニケーションが苦手」なんていうところが当てはまります。

もっとも、これらは、いわゆる天才と言われるような人達に多くみられる点ですね。
そういえば、番組でも、ADHD小島慶子さんが、どこに身を置いているかで変わってくると言っていたように・・・ありきたりの人々の生活では、単なる変わり者や落ちこぼれと見られて、苦しい思いをしても・・・発達障害の人は、その人の特性にあった職業なんかでは自由で生き生きと活躍し、素晴らしい業績を残す事が多いようです。

今日の番組でも、マンガ家でASD沖田×華さんは、看護師として働いていたときは、本音と建て前が理解できないというコミュニケーションの問題で、仕事が苦しかったようです。
また、今日の番組以外でも、現在、NHKは「発達障害って何だろう」というキャンペーンを行っていて・・・書道家ADHD武田双雲さんのインタビューの番組なんかでも、それは明らかになっています。
そういえば、「所さん!大変ですよ」でも・・・伝統工芸や絵画・版画なんかで、才能を発揮する発達障害の人を取り上げていましたっけ。

もっとも、番組で千原ジュニアさんが話していたように、発達障害の症状は、多かれ少なかれ誰にでもあるようで・・・発達障害かどうかは紙一重とかもありそう・・・・あるいは、変わった奴だと思っていたら、調べてみたら発達障害だったなんて事もありそうです。

ひょっとしたら、過去、素晴らしい功績を残した人物を調べて見たら、ほとんどが発達障害だったりして・・・文明を創り上げて来たのが、そういう人達だとしたら・・・むしろ、普通に生活している平凡な人間の方がダメなのかもしれません。
少なくとも、変わった奴だなんて馬鹿にしたりせず、個性を尊重してあげなくてはいけないと思いました。