12小節

今朝、起きて新聞を見ていたら、エリック・クラプトンの映画「12小節の人生」が今日から封切だと知りました。
どうせ混んでいるのだろうと思いながら、ネットで劇場の予約を調べたら、ガラ空き状態なのでビックリ・・・初回のど真ん中の席を予約してしまいました。

先行して発売されたサントラは結構聴いていて、興味を持っていたのですが・・・そのうち観に行けばいいやと思っていたのですけど・・・この調子だと、公開期間が早く打ち切られるかも・・・観に行こうと思っている人は、早めに行った方が良いかもしれません。
それにしても、かつてはエリック・クラプトンのフィルム・コンサート(死語?)でも、満員だったのに・・・最近は人気がないのでしょうか?

劇場に着いても、別に並ぶこともありません・・・マニアらしき人は、ポスターや看板の写真を撮っていました。
小さな劇場なのに座席もガラガラ・・・私の席にオッサンが座っていたので、どいて貰ったのですが・・・ガラガラなので、誰も来ないと思ったのでしょうか?
当然ながら、観客の平均年齢は高めで、見た限りでは若い人はいませんでした。

さて、肝心の映画ですが・・・記録映画として貴重な映像が見られる事ぐらいを期待していたのですが・・・かなり濃い内容でヘヴィでした。
前半は、確かに貴重な映像が多かったのですが・・・後半は、クラプトンの苦悩が描かれていて、観ていて胸が痛くなりました。
エリック・クラプトンを知らない人でも、人間の内面を描いたドラマとして、感動するのではないでしょうか?

ちなみに、貴重な映像としては、ジミヘンやでデュアン・オールマンなんかの関わりも面白かったのですが・・・
一番面白かったのが、ボブ・ディランがブルースブレーカーズの出ているテレビを視ていて、この新しいギタリストが良い、と周りに言っていた映像でした。

それにしても、息子コナーが生まれた時に、自分は大人にならなければいけないと思って、アルコール依存症から立ち直るきっかけになったとか・・・
私が昔観て感激したコンサートとか、1980年代前半までの素晴らしいアルバム・・・実は、まともに弾けないほどボロボロの状態だったと知って、驚きました。

という事で、エリック・クラプトンが好きな人は必見の映画です。

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エリック・クラプトン「12小節の人生」 チラシ、パンフレット