軍事郵便と日本文化

お盆休みも終わり、通勤電車も混雑していて・・・そのせいか、急病人発生で遅れました
私も、気候のせいか、相変わらず体調が今一つ・・・風邪なのか?、頭が痛いし、身体の節々が痛く・・・おまけに腹具合も悪くなってきました。

昨日は、お祭りやサンマなど、日本文化が危ないという事について書きました。
どうも、われわれ日本人は、日本文化を自慢する割に、ちゃんと向き合っていなかったような気がします。

そういえば、昨日のNHKスペシャルは「届かなかった手紙 時を超えた郵便配達」というタイトルで、未配達の軍事郵便について、取り上げられていました。
なんでも、南方の戦線で、アメリカ軍が情報収集のために接収した軍事郵便や・・・アメリカ軍の兵士が戦利品として持ち帰った日本兵の手紙が、次々とアメリカ国内で見つかっているそうです。

それにしても、ほとんど家族とのやり取りである膨大な量の手紙から情報収集をしようとするアメリカ軍の勝利への執念は凄いですね。
もっとも、年間4億通といわれる軍事郵便なのですが・・・届くのは、検閲されたもの・・・検閲する部署も大変だったと思います。
本当に戦争って、無駄な消耗戦だなあ、と思ってしまいました。

さて、番組は、未達だった手紙の一部をNHKが家族に届けるという・・・ありふれた感じの内容だったのですが・・・やはり、ちょっと感動ものでした。

それにしても、若い兵士の手紙の素晴らしさ・・・字も達筆だし・・・文章もしっかりして、人間としても立派なのに驚かされます。
最近の若者なんか、というか私よりも、精神年齢は大人だったのではないでしょうか?
もちろん、家族を心配させないために、泣き言などでなく、立派な内容を書かざるを得なかったという面もあるかもしれませんが・・・今、こんなダラダラした文章を書いていて、恥ずかしいですね。

やはり、SNSとかで、直ぐに相手に届くし・・・あまり、良く考えずに文章を書くようになっているので・・・稚拙な文章が増えているのではないでしょうか?
もちろん、文字を書く機会も減っているので・・・文字も下手になる一方です。
外国人には、日本語は美しいと言われていますが・・・こんなところにも、日本文化を大事にしない日本人の性格が表れているような気がします。

ところで、今年の夏は暑かったから体調が今一つなんて言っていますけど・・・エアコンなんか無い南方で蚊と戦いながら立派な手紙を書いていた兵士の事を考えたら、もっと頑張らなければいけないですね。