昨日は、東京国立博物館で開催されている「縄文」展について書きました。
縄文人の美意識は、その後の日本人の文化にも伝わっているような気がします。
やはり、その文明が生まれた環境が、美意識に影響を及ぼしているのではないでしょうか?
しかし、弥生時代になって、稲作が広まると、この特異な美意識が薄れてしまいました。
おそらく、八百万の神というように、豊かな自然の中に神を見出していたのが、その特異な美意識を育んだ要因なのではないでしょうか?
ぞういえば、日本全国の神様の分布を表した地図(神さまマップ)という記事がありました。
取り上げられている神様は、天照大尊や大国主など9神で、八百万という訳にはいきませんけど・・・一口に日本列島といっても、かなり神様によって分布に偏りがあることが判ります。
ちなみに、日本全国の仏教の分布を表した地図(寺院宗派マップ)もあり・・・こちらは、宗祖などの布教がどこで行われたか?の影響が大きい感じがします。
こうしてみると、宗教というのも、環境と歴史の影響が大きいのが判り・・・人々がすがるため、神の存在を求めた結果だというのが判ります。