運が良い?

先ほど、テレビを視ていたら「ホンマでっか!?TV」で科学的に運を良くするランキング、というものをやっていました。
番組では、認知科学評論家の中野信子先生が、何をすれば運が良くなるのかを紹介していましたので、興味深かったです。

なんでも、チャンスは全ての人に平等にあるというのですが・・・ニュースで虐待死した女の子の話なんかを聞くと、ほんとうにチャンスは平等にあるのだろうか?と、思ってしまいました。
暮らしている環境によって、運が良いかどうかに違いがあるような気がします。

ちなみに、運が良くなる5つの要素は、外向性、新しものに目が行く、プレッシャーに強い、自己肯定感が強い、楽天的だそうです。
なお、外向性とは、聞き上手のようなタイプで・・・自分の事を押し付けるようなタイプは、実は自分の事しか考えていない内向性なのだそうです。

私の場合、外向性とかプレッシャーに強いという面では今ひとつで・・・新しいものに目が行くという面でも、歳をとるにつれて、低下している気がします。
もっとも、自分では、運のよい方だと思っていて・・・以前も書きましたが、人生は山あり谷ありだから面白いという考えなので・・・ツイていない事があっても、これも人生だと、受け入れているからなのかもしれません。
何事も上手く行く人生なんて、夢もないし、頑張って努力した達成感なんていうのもなくて、きっとつまらないと思っています。

もちろん、こんな考え方ができるのは、私が恵まれた環境にいるからでしょう。
人生が谷ばかりという恵まれない環境にいる人にとっては、そこから抜け出したいと願うのは当然だと思います。

そういった意味では、やはりチャンスは平等にはないと思います。
例えば、シリアのような紛争地の子供で、いつ爆弾が降ってくるか判らない状況だったら・・・運が良いか?は、外向性、新しものに目が行く、プレッシャーに強い、自己肯定感が強い、楽天的といったものに左右されるなんて言われても、納得できないでしょう。

そもそも、こういった悲惨な環境だったら、このような性格を持つことさえ、困難なのかもしれません。
こうなると、卵が先か鶏が先か、といった感じで・・・運が良い環境の人が、こういった性格を身に着けやすいのかもしれませんね。