ブレード・ランナー

ニュースによると、鳴り物入りで全米封切された「ブレード・ランナー2049」の観客動員数がパッとしないそうです。
名作「ブレード・ランナー」の続編という事なので、日本で封切されたら見に行きたいと思っていたため、ちょっと期待外れです。

事前の評論家の評価も両極端で、前作を見ていないと楽しめない内容というのが原因の一つだとか・・・
まあ、前作もカルト・ムービーと言われ、熱心なファンもいるけど、一般大衆受けをしたとは言えなかったので、当然なのかもしれません。

実際、封切時に前作を見た時は、ガラガラだった記憶があります。
今回と違って、ほとんど前宣伝は無かったというのもあるかもしれませんが・・・前評判も大した事がなかったです。

私が見に行ったのも、原作がフィリップ・K・ディックの傑作SF「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」だったからでした。
それまでのSF映画と違った、リアルな未来都市の描き方は印象に残ったのですけど・・・原作とあまりに違った内容だったので、ガッカリした記憶があります。
なんせ、フィリップ・K・ディックという作家自体がカルトの権現の様な人なので、いくつもの作品が映画化されていますが・・・どれも、その独自の雰囲気を描き切れていないので、しょうがないのですけど・・・
それが、しばらくしたら、一部の人達で話題になっていて・・・いつのまにか、カルト・ムービーの傑作になっていたので、驚いた記憶があります。

そんな訳で、今回の「ブレード・ランナー2049」の観客動員数が少なくても・・・将来、傑作と言われる事もあるかもしれませんね