パウダースノー

朝食を食べながらテレビを点けたら、NHKの「小さな旅」という番組の再放送をやっていました。
今回は、長野県の白馬を取り上げていたので・・・若いころ、何度もスキーに行っていたので、興味深く見ました。

私が行っていた頃と様子が違っていて、今は、外国人客が凄く増えているようです。
なんでも、冬季オリンピックの開催で、世界に白馬の名前が知られるようになったそうです。
丁度、バブルの崩壊で訪れる国内スキーヤーが減って廃業を考えていた旅館などは、外国人スキーヤーが訪れるようになって助かったとか。

余談ですが、長野オリンピックは19年前という事を聞いて、もうそんなに経ったんだと感慨にふけってしまいました。
あのときは、会場の準備に、IBC(国際放送センター)とかプレスセンターなんかへ行っていたのですが・・・あくまでも設営の協力だったので、開会式が終わったら東京へ戻ってきたので・・・競技は見る事ができなかったのです。

さて、外国人がわざわざ白馬に来るのは、パウダースノーが目当てだとか・・・外国には、こんな雪質のスキー場はあまりないそうです。
そういえば、北海道のニセコ・スキー場なんかも外国人客が増えているそうですが・・・湿った雪質のスキー場は、そんなに増えていないようですね。

他にも外国人が好む理由があるみたいで・・・番組でカナダ人が言っていたのですが・・・カナダの山は針葉樹が多いので、落葉しないため、冬場に広々とした景色を楽しめないそうです。
昔、スキーに行っていた頃は、林間コースなんかでも、雄大な景色を楽しんでいたのですが・・・それが、日本独自の貴重なものだったなんて、思いもよりませんでした。

しかし、このパウダースノーと林間でも眺めが良い事を求めて、バックカントリーといわれる、スキー場のコース外を滑る外国人が増えているそうで・・・ちゃんとガイド付きのツアーならば良いのですが・・・勝手に滑って危険な目に遭う人も少なくないとか・・・これは、ちょっと問題ですね。

そういえば、昔、新雪が積もった処を滑ってコケた事を思い出しました。
両方のスキー板が外れたのですが・・・片足を上げると反対の足が沈んで、それの繰り返し・・・新雪から這い出るのが大変だった記憶があります。
おまけに、新雪に埋もれたスキー板をストックで突きながら探すのが、また大変・・・思ったより、ずっと先の方へ、雪の下を板だけで進んでいました。

パウダースノーを滑るのは楽しいけど・・・雪崩とかが無くても、結構、危険だという事を、外国人にも理解してもらいたいですね。