カストロ死去

昨日は、また大学の通信教育を受けることにして、冬季スクーリングを申し込んだことを書きました。
やはり、テキストを読んで学習するより、直に人(教授)に教えてもらう方が理解が進むような気がします。

ところで、何故、文学部史学科にしたのかといえば、歴史に興味があるからなのですが・・・・
その一つに、最近、時代が変わるようなような感じを受けることが多い、という事もあります。

何度か書きましたが・・・どうも、最近になって、戦後のベビー・ブーマーが作り上げた価値観というものが、崩れているような感覚を受ける事が多いです。

今日も、キューバフィデル・カストロ元議長が死去したというニュースが流れました。
以前から、体調が悪いという話があったので、驚くことはありませんが・・・やはり、時代の移り変わりを感じました。

もちろん、カストロ元議長は、ベビー・ブーマーより年上なのですが・・・彼とチェ・ゲバラが成し遂げたキューバ革命は、ベビー・ブーマー達に多大な影響を与え、学生運動などの要因になりました。

そのキューバも、最近になって、アメリカと国交を回復し・・・さらに、安倍首相も、キューバを訪問してカストロ元議長と会見したりするようになりました。
ちなみに、カストロ元議長が、最後に会った外国首脳は、安倍首相になったそうです。

ちょっと前には、豊かな暮らしを求めて、多くの不法移民が、キューバからアメリカへ海を渡っていたのですが・・・現在は、外国資本が入り、経済が回復に向かっているようです。

不法移民と言えば、やはり、時代が変わったと感じた、アメリカ大統領選で勝ったトランプ氏・・・どうも、カストロ元議長とトランプ氏は、性格が合わない気がします。
だから、二人の会見なんて事が起きないように、という、天の思しめしなのかもしれませんね。
幾度もの暗殺計画の中、生き延びてきたカストロ議長が、このタイミングで亡くなったという事は・・・大袈裟に言えば、歴史における登場人物の入れ替わりのような気がします。