入選と選外

先日、応募した上野の森美術館「日本の自然を描く展」の結果が届きました。
2点応募したうち、1点が入選、1点が選外でした。

まぁ、順当といったところでしょうか?
今回、応募した2点は、客観的に見て、今一つだったので、むしろ、良かったとも言えます。

実は、2点応募があった場合、よっぽどひどくなければ、1点は入選にしてくれる・・・という噂があるのです。
以前も、自信が無い作品を2点応募したところ、1点が入選、1点が選外という結果だった事かあるので、ひょっとしたら、この噂は本当のような気がします。

なにはともあれ、また有名な上野の森美術館に自分の作品が展示されるので、喜ばなければいけませんね。

確か、応募する時にも書いたのですけど・・・今年は、桜をモチーフにしました。
単なる風景画って、あまり描かないのですが・・・やはり、日本人として生まれたからには、いつかは桜の絵を描かなければいけない、と思ったのです。

でも、桜の花を見た時の感動を描くのは、かなり難しかったです。
ちょうど、桜の花の色のように、淡い感じで、微妙な感覚のくせに、ドラマチックで圧倒的な感じもするし・・・なんか、伝わらない気がします。

それに、これまで多くの画家が桜を取り上げていたので、自分なりの特色を出すのが難しく・・・なんか、苦労した割には、ありふれた、ぱっとしない絵になってしまいました。

そんなわけで、桜の素晴らしい作品を見ると、描いた画家を尊敬してしまいます。