昨日は、ケネディ大統領について書きました。
ケネディ大統領とその後を引き継いだジョンソン大統領のもとで国防長官を務めたのが、ロバート・S・マクナマラです。
言い訳だとか、反省が足りない等の意見もありますが、自伝などの中では好きな作品です。
そもそも、自伝なんていうものは多かれ少なかれ、言い訳じみたところがあるものです。
自伝の中には、日記とかの記録を元に少しコメントを追加したような物もあるのですが・・・
当時の事を筋道立てて書いているのは、やはりつらい思い出を何度も自問していたからだと思います。
多くの自伝が成功物語なのに対して、これは失敗の物語であり、優秀な人間がやる事なす事上手く行かない状況が書かれているのが、とても興味深い本です。
終戦後、フォード自動車の社長ヘンリー・フォード2世から招かれ、会社の経営を立て直します。
そして、その功績を認められ、ヘンリー・フォードフォード2世から社長の座を譲られます。
しかし、社長就任から7週間後に、次期大統領が決まったケネディから国防長官としての入閣を要請されます。
しかし、ベトナム戦争の泥沼化により増強を進めたため、結局、国防費は増大しました。
そもそも、マクナマラが軍事の専門家でなかったので、詳しい状況が判らなかったためだと思います。
それは、計画を覆すのには、それなりの理由が必要であり、覆した人が全責任を負わなければならないからだと思います。。