ボリビア

昨日は、ボリビア出身の画家フェルナンド・モンテスを紹介しました。
もちろん、ボリビアなんて行った事がありませんし、詳しく知りません。

ボリビアというと、ニューシネマの「明日に向かって撃て」の主人公2人(ブッチ・キャシディサンダンス・キッド)が最後を遂げた所とか、革命家チェ・ゲバラがやはり最後を遂げたところ、ぐらいしか頭に浮かびません。
だから、フェルナンド・モンテスの絵のような、荒涼とした高地というよりは密林のイメージがあります。

明日に向かって撃て」の主人公の二人は実在の人物で、西部劇の舞台となった時代の最後の頃のアウトローです。
映画でも、バート・バカラックの名曲「雨にぬれても」が流れるシーンでは、自転車が登場していますね。
アメリカ西部では警備が厳しくなり銀行強盗や列車強盗が難しくなったので、ボリビアへ向かうのですが・・・
何故、ボリビアなのかというと、金・銀・錫などの鉱物資源が豊富だったからで、それが二人が生まれる前に起きたカリフォルニアのゴールド・ラッシュを連想させたからです。

結局、二人はボリビアの警察隊や軍隊に追い詰められて最後を迎えます。
それは1911年のことで、第一次世界大戦のはじまるわずか3年前のことでした。

それから56年後の1967年にチェ・ゲバラボリビア政府軍に捕らえられ処刑されます。
やはり豊富な鉱物資源を欧米や一部の裕福な層が独占し、ボリビア国民が貧困にあえいでいたので、鉱山労働者などと革命を起こそうとしていたのです。

調べてみたら、絶景で有名なウユニ塩湖のリチウムとか天然ガスや石油等も算出して、現在も豊富な天然資源があるそうですが、国民生活は相変わらず改善されてなくて、ラテン・アメリカの最貧国のひとつだそうです。
どうも、過去100回以上クーデターが起きる等、政情が安定しないのが要因らしいですが・・・
これも、豊富な天然資源があるから故なのでしょうか?

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明日に向かって撃て」 プログラム 

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ゲバラ最後の闘い ボリビア革命の日々」 レジス・ド・ブレ著 阿部住雄訳 新泉社