セキュリティ・チェック

帰宅して、テレビを点けたらTBSで池上彰が選ぶ日本が動いた7つの大事件というのをやっていました。
ポール・マッカトニーの逮捕事件やホテル・ニュージャパンの火災など、池上彰氏が事件のスクープに携わっていたのが驚きでした。

ところで、へぇ~と思ったのが、よど号ハイジャックがきっかけで、空港にセキュリティ・チェックが入ったそうですが・・・それが世界最初だったという事です。
てっきり、既に海外でテロ対策で使われていたものを日本に導入したものだと思っていました。
もちろん、よど号事件は知っていましたが・・・当時は子供だったため、飛行機に初めて乗ったのは10年以上後の事・・・もちろん、その時からセキュリティ・チェックはありました。

ちなみに、ハイジャックという言葉は・・・禁酒法時代にお酒を積んだトラックを乗っ取る時に、トラックの前に飛び出して「ハーイ、ジャック」と呼び止めた事が由来だとか・・・・
日本人が、航空機だからハイだと勘違いして、船を乗っ取った時はシー・ジャック、バスを乗っ取ったときはバス・ジャックなんて、間違って使う様になったそうです。

セキュリティ・チェックといえば、911テロの時は厳しかったですね。
あの日、インストラクターの仕事が札幌であって、宿に帰ってテレビを点けたらニュース・ステーションで、世界貿易センタービルに小型機が追突したというニュースを流していたのです。
現地の映像を視て、コメンテーターの人が「セカンド・プレーン アタックというテロップがあったけど、2機ぶつかったのでしょうか?」なんて言っていたのを記憶しています。
後日、東京に戻るために千歳空港に行ったらセキュリティ・チェックで大混雑・・・ゆっくり土産でも買ってなんて思っていたのですが諦めて、やっとの事でギリギリ飛行機の搭乗できました。

セキュリティ・チェックで引っかかって、ボディ・チェックをされた事も何度かありますが・・・もちろん、捕まった事はありません。
そういえば、昔、未だ新幹線が無かった時代に山形まで飛行機で行った時も、羽田でセキュリティ・チェックに引っかかりました。

その後、山形で仕事が終わって、一緒に行った同僚と飲んで、その後パチンコ屋に行ったら勝って、チョコレートを沢山手に入れました。
さらに、ゲームセンタに行ってクレーンゲームをやったら、ぬいぐるみを沢山手に入れ・・・山形は、東京よりもパチンコやクレーンゲームが簡単だ、なんて話をした記憶があります。

で、翌朝、大量のチョコレートとぬいぐるみに困りました・・・なんとか、ギュウギュウ詰めしてカバンのチャックを閉めたのですが・・・その時は、山形空港でセキュリティ・チェックに引っかからないように、真剣に祈りました。
幸い、無事に通過できたのですが・・・・同僚たちは、私が引っかかってカバンを開けた途端に、ぬいぐるみやチョコレートがパッと飛び出すのを期待していたみたいで、残念がっていました。

昔は、テロなんて起こす人が居なかったので、面倒なセキュリティ・チェックなんて無かったのですね。
便利さとセキュリティは裏腹なんて言いますけど・・・東京オリンピックに向けてセキュリティが厳しくなる事が予想されます・・・これからは、電車やバスなんかに乗る時も、金属探知機でチェックされるようになるかもしれませんね。