池上彰のニュース解説などの番組は沢山あり・・・ちょっと食傷気味でしたけど・・・実際の現地を取材した企画は、ちょっと新鮮でした。
解説では、すでに知っている歴史事実も多かったのですが・・・現地取材だけあって、新たな事実も知れて面白かったです。
例えば、冷麺は朝鮮戦争陰で、韓国でも食べられるようになったとか、冷麺の原料となる芋が北と南では異なっている事など・・・なるほど、と思いました。
また、仁川上陸作戦の記念館に日の丸が飾られていたのも驚きでした。
在日朝鮮人で従軍した方へ、友人たちが贈ったものだそうで・・・私は、そういう人の存在を知りませんでした。
個人的には、アメリカ人は無意識に、アジア人を下にみる傾向があるため、欧州戦線で成果を上げたアイゼンハワーの方が、太平洋戦争で成果を上げたマッカーサーより評価が高いのではないか?なんて思っているのです。
ちなみに、兵力不足のマッカーサーがとった戦略は・・・広範囲に太平洋の島々を面で押さえている日本軍に対して、兵力を集中し、ピンポイントで敵の後方の拠点を落とし、前線の日本兵の補給を断つというものでした。
おそらく、朝鮮戦争のターニングポイントとなった仁川上陸作戦は、国連軍内に反対意見も多かったそうですが、この日本軍との戦いの経験を活かしたのだと思います。