ワン・オブ・アス

大抵の土日は、家事や介護におわれるのですが・・・連休という事で、珍しく暇があったので、先日亡くなったプリンスの「Emancipation」を久しぶりに聴いてみました。
なにしろ、このアルバムはCD3枚組、各60分なので合計3時間もあります。

で、3枚目のCDを聴いていたら、あぁ・・・この曲と言う感じで、思い出したのが、名曲「アワー・オブ・アス」のカバー。
ジョーン・オズボーンを一躍有名にした大ヒット曲で、一度聴いたら耳から離れないぐらいのメロディー・・・天才のプリンスも、この曲にかなりハマってしまったようで、熱烈にラブコールしてカバーする許可をえたそうです。

歌詞は、ちょっと聞くと神を讃えているように思えますが、実は、神の存在を皮肉っているらしく、発表当時は物議を醸しだしました。
といっても、それは、キリスト教的な絶対神の概念からみればであり・・・もし神が 我々の中の一人だとしたらという考えは、仏教的な見方をすれば、そんなに違和感がないような気がします。

なお、プリンスは「我々の様にだらしない人だったら(Just a slob like one of us) 」を「我々の様に奴隷だったら(Just a slave like one of us)」と歌詞を替えて歌っているとか。

ちなみに、ジョーン・オズボーンが同性愛とか人工中絶などの政治的な発言をするため、彼女の自作のように勘違いしそうですが・・・フーターズのエリック・ブリジアンが作った曲です。
というか、演奏もフーターズのエリック・ブリジアンとロブ・ハイマン、そしてプロデューサーのリック・チャートフという・・・シンディ・ローパーの大ヒットしたデビュー・アルバム「N.Y.ダンステリア」なんかでも有名なトリオです。

というわけで、この曲が収録されたジョーン・オズボーンのデビューアルバム「relish」も久しぶりに聴いてみたら、これが凄く良いのです。
確かにシンディ・ローパーの「N.Y.ダンステリア」に通じるものがあります。
ジョーン・オズボーン、今どうしているのでしょうか?

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「reish ジョーン・オズボーン」 Polygram

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「Emancipation」 かつてプリンスと呼ばれたアーティスト NPC Record

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「N.Y.ダンステリア」 シンディ・ローパー EPICソニー