開発独裁者

今日の「ビートたけしのTVタックル」では北朝鮮の経済発展について取り上げていた。
なんでも、金正恩委員長は、経済制裁の影響が政権幹部にまで及んだため、核放棄をして経済発展を目指すようになったとか・・・

トランプ大統領が語った、核放棄の費用を韓国と日本が負担するというだけでなく・・・戦後補償という点で、南北統一までの間、日本は北朝鮮に経済援助を行わなければならなくなってしまいかねないそうです。

そして、北朝鮮が目指すのが・・・米朝首脳会談が行われたシンガポールだそうです。
シンガポールは科学技術大国で、国民一人当りのGDPでは日本を上回る経済大国・・・そして、ほぼ独裁政権なのです。

確かに、米朝首脳会談の時、金正恩委員長はシンガポールを視察した周っていたと言いますし・・・可能性はありますね。
もっとも、シンガポールリー・クアンユーと違い、これまで3代のキム政権が国民に対して行ってきた事を考えると・・・そんなに簡単ではないような気がします。

いわゆる、開発独裁者には、フィリピンのマルコス大統領やインドネシアスハルト大統領のような末路をたどるケースも少なくありません。
部下や国民に恨みや不満を持っている人が多いことを考えると・・・北朝鮮では、クーデターや革命がおこる可能性もあります。

そう考えると、権力を維持するためには、金正恩委員長は核兵器を放棄しないで・・・経済発展をはかろうとしているのではないでしょうか?
番組で元工作員金賢姫が語ったように、一部の核兵器だけを残す可能性は高いと思います。