「バベルの塔」展

今日は、上野の東京都美術館で開催されているブリューゲルバベルの塔」展を見に行ってきました。
4月から開催されていて、ちょっと気になっていたのですが・・・どうしても見たいという程でもなかったので、やっと見に行ったという感じです。

天気が良かったので、上野駅の改札を出た辺りから、上野公園には大勢の人がいて・・・ちょっと嫌な感じがしたのですが・・・展覧会の会場も混雑していました。
展示が始まってから1か月以上経ったので、混雑は解消されているかとも思ったのですが・・・甘かったですね。

展覧会の副題に「16世紀ネーデルランドの至宝ーボスを超えてー」とあるように、16世紀初めの頃のオランダの宗教画や彫刻から年代順に展示され、最後に、目玉のブリューゲル1世の「バベルの塔」が登場します。

初期の宗教画家達は、芸術家というよりは職人といった感じなのですが・・・ヒエロニムス・ボスの登場により、画家達が一気に表現の自由を獲得し芸術家になったという感じです。
そのヒエロニムス・ボスの「放浪者(行商人)」と「聖クリストフォロス」という2作品は、展覧会のもうひとつの目玉といえるでしょう。

この2作品もそうですが・・・以降の作品は版画も含めて、細かい描き込みが多く・・・極め付けが「バベルの塔」・・・滅茶苦茶、細密に描いています。
その想像力も凄いのですが・・・・よくぞここまで描きこんだなぁ・・・というだけで、感動してしまいます。

難点は、会場が混雑していて、近づいてじっくりと見る事ができないこと・・・
お気に入りの作品は少なかったのですが・・・しょうがないので、図録を購入して、じっくり見直す事にしました。

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バベルの塔」展 作品リスト、チケット、チラシ

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バベルの塔」展 図録
バベルの塔」のポスターが付いています