ザ・ギター

先日、雑誌プレイヤーの別冊について書きました。
昔のものは、若者向けと言った感じで、j価格も安くて情報量満載だったのが、最近の物は、情報量が少なく綺麗な写真が多くて、価格も高くなっているので、中高年向けのような感じがします。

プレイヤー別冊といえば、忘れていけないのが、ザ・ギター・シリーズです。
これは、プレイヤー誌のミュージシャンの愛器を紹介するコーナーを元にして、そのほかに特集なども組んで、まとめたムック本です。

最初の号が発売されたのは1979年で、定価は1,000円でした。
そして、最新刊のvol.11は2010年発刊で、定価は3,200円(税込)となっています。
31年間で11冊というインターバル・・・そろそろ新しい号がでないか、待ち遠しいです。

最近の若者は、ギター離れというか・・・「けいおん」等のブームはあるのですが、ヴィンテージ・ギターのような高価なギターには興味がないという事で・・・さらに、出版業界も不況だという事もあり・・・部数が出ないのかもしれません。

そういった意味では、価格の高騰も、しょうがない気もするのですが・・・内容もコレクター向けとかマニアックな感じで・・・反対に、価格を安くして、若い人の興味をひくような内容にすれば、部数が伸びるような気もします。

そういえば、最初の号は、夢中になってボロボロになるまで読んだ記憶があります。
当時は情報量が少なかったという事もあり、お気に入りのミュージシャンが、どんなギターを使っているか?という事が、興味深かったです。
また、当時のミュージシャンは、普通にライヴでヴィンテージ・ギターを使っていたので、コレクターにも興味深い内容だったとも言えるでしょう。

現在は、ライヴでヴィンテージ・ギターを使うミュージシャンも減ってしまい・・・最近の号では、その点を補うためか、ミュージシャンの使用楽器だけでなく、コレクターの楽器紹介のような内容も増えています。

ミュージシャンの使用楽器は、色々とカスタマイズされていたりしていて、状態の良いヴィンテージ・ギターとは違った魅力があると思うのですが・・・
ギターの人気が無くなっているせいか、若手が取り上げられる事が少なく、往年のギタリストが多く取り上げられているのが、ちょっと寂しいです。

そういえば、初期の号では、日本人ミュージシャンも多く取り上げられていました。
また、80年代中頃は、ヘビメタ・ブームで、トレモロ・システムなどの新機能や派手なグラフィック・ペイントも多く取り上げられていました。
アンプラグド・ブームもあったりして・・・並べてみると、時代の流れを感じますね。

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「ザ・ギター vol1.1~4」 プレイヤー別冊

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「ザ・ギター vol151~8」 プレイヤー別冊

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「ザ・ギター vol1.9~11」 プレイヤー別冊

こうやって見ると、クラプトンが表紙を飾る事が多いですね。
とくに最近の4号は連続して・・・若手ギタリストの登場を望みたいです