昨日の、ビートたけしのTVタックルで、築地市場の移転問題について話していました。
ここまで来てしまうと、さすがに、小池百合子新知事でも、計画を見直すのは難しいような気がします。
そもそも、我国の役人は、計画ありきで動く事が多いので、もっと以前から、柔軟に見直せるような体制を作っておくべきだと思っています。
我国の役人に限らず、計画を見直すという事は、それが失敗した場合、元の計画で良かったのにと言われて、見直した人に全責任がかかるので、誰しもがやりたがらないものです。
さらに、我国の役所では、当初の計画を作った人が、後になって責任を問われるという事がないため、大雑把な計画が出来てしまtって、後から変だと思っても変更されない状況になっています。
移転先のである辰巳の土壌問題・・・2年間(11月18日まで)の調査をふまえて来年に安全宣言が出るそうですが、その宣言が出る前の11月7日に新市場が開場するという、スケジュールのいい加減さ・・・さらに、耐震性やアクセスなどの使い勝手の悪さ等・・・いかに、いい加減な計画が見直されなくて、進められていたのか判ります。
なお、移転先の問題より、実は、現在の市場の跡地に関する利権の問題が大きいとも言われています。
確かに、銀座のすぐそばに広大な敷地があるのは、もったいない気もするので、移転はしょうが無いと思うのですが・・・膨大なお金が動くことには、胡散臭さを感じるので、クリアに公表してもらいたいです。
ちなみに、築地市場のすぐそば、勝どき橋のほとりに建っているビルに、一時期、勤務していた事があります。
あのビル、どうみても築地、それも隅田川の向こうは晴海だったのに、○○東銀座ビルという名前で、どこが東銀座なんだよ!と、みんなに言われていました。
その当時は、よく場外へも行ったのですが・・・街中をターレーという荷物を運ぶ車が走り回っていて、独特な雰囲気でしたね。
一部場外は残るという話もありますが・・・市場と離れて、観光客目当てになってしまうと、有難味が薄れてしまう気がもします。