アベノミクスのお陰?

雑誌「Player」を買おうと思って本屋に行ったのですが、売っていません。

売り切れたのかと思って、別の本屋に行ったのですが、旧号が置いてあるだけ・・・手に取って、発売日を確認したところ、やはり既に発売されているはず。

 

楽器店なら置いてあるかと思って、楽器店に行ったのですが、やはり売っていません。

訊いたら、未だ入荷していないとのこと・・・後で調べたら、編集の遅れだそうで、今月中には発売予定だそうです。

 

で、久しぶりに楽器店に行ったのですが、ヴィンテージ・ギターはさらに高騰しているみたいですね。

もっとも、以前よりはタマ数は増えている印象を受けました。

 

前にも書きましたが、中国など先に経済活動を再開した国から、海外通信販売での購入が増えているそうです。

一方、日本の楽器屋は主にアメリカのギター・ショーでヴィンテージ・ギターを調達していたのですが、新型コロナの影響で調達できなくなったそうです。

その結果、やはり新型コロナの影響でお金に困った人が手放すモノが入荷するだけというわけで・・・この結果、タマ数が減っていたそうです。

 

それが、緊急事態宣言の解除により、約1年半ぶりにアメリカのギター・ショーに調達に行ったところ・・・相場が以前の1.5~2倍になっていたそうで、日本で買った方がはるかに安い状態だったと言います。

 

なんでも、現在、アメリカは景気が良く、物価が高騰・・・さらに、円安のお陰で輸入品が高価になっているとか・・・この事を反映して、日本のヴィンテージ・ギター相場も高騰せざるを得ないそうです。

 

最近、アベノミクスのお陰で、日本の給与所得が10年間上昇しておらず、韓国にも抜かれたなんていう事が話題になっています。

さらに、意図的な円安誘導により、日本のメーカーは海外で製品が売れたのですが・・・売れているからという事で、研究開発にそれほど力をいれなかったため、日本製品は、ありふれた機能で安いという位置付けになってしまったそうです。

将来に不安があるため、企業は、研究開発や社員の給与を増やさずに、アベノミクスで上がった株価のため、投資に儲けをつぎ込んだという話もあります。

 

また、日本の消費者物価(輸入品意外)も低いままになっていたので、給与所得が増えずにもなんとかやっていけたのですが・・・ここのところ、石油をはじめ原材料の高騰により、価格を上げざるえなくなっているようです。

実は、海外からの原材料の調達は円安だけでなく、近年になって巨大な製造企業集団に発展した中国による、大金を使った原材料調達に負けてしまい・・・従来の様に原材料も入手できなくなってしまったそうです。

 

そんなわけで、日本の競争力は低下してるし、物価高騰は避けられないみたいです。

もし、欲しいヴィンテージ・ギターがあるのなら、価格が未だ上がっていない今のうちに月賦で買った方がよいかもしれません。